私の足跡(その3) 
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足跡(その3)〜スペイン編.1994〜

 本当のことを言うと、シンガポールがここに入ってくるのであるが、シンガポールには就職した年に、職場の同僚と一緒だったので、「足跡」からは外すこととした。

 前回のその2でも書いたとおり、就職したらもう海外旅行できないと思っていた。にもかかわらず、周囲には大変迷惑をかけたことと思うが、結局有給を目いっぱい使い行ってきたのだった。

 さて、この旅では、表題のスペインとイギリスを続けて旅をしている。まず、スペインにはなぜか行ってみたいと以前から思っていたことと、折角、目いっぱい有給を使うので、一カ国だけではもったいないので、このときの飛行機がBA(ブリティシュ・エア・ウェイズ)であったこともあり、イギリスも見ておくこととした。

という訳で、まずはスペインだ。
 スペイン。レコンキスタによりイスラム勢力から国土を回復した力強い国。大航海時代には、同じくイベリア半島の国であるポルトガルと世界を2分した大国であった。また、「ピレネーを越えるとアフリカ」といわれた土地でもある。
 日本との関係においては、日本が群雄割拠であった戦国時代、キリスト教の宣教師達はスペインからやってきた。
 文学ではドン・キホーテなどの名作が生まれ、音楽でもギターの本場であるなど文化の面においても秀逸なものが多く存在する国。

 きっと一言では語られつくせない、混沌にとんだ、それでいて魅力タップリの国に違いない。

 こんな想いが私をスペインに駆り立てた。


 卒業旅行のときとは違い、空港での手続き等や旅先もヨーロッパのみであることもあり、だいぶ心にも余裕があったことを記憶している。
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※マヨール広場。周辺は古き良きマドリッドを彷彿させてくれる。


 7月。今年の日本は記録的な暑さとなったが、当時のスペインも暑かった。町の温度計表示が軒並み37℃などという表示がされていた。帰ったら職場の人たちに自慢しようと思ったものだ。
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※写真はスペイン広場です。下には、ドンキホーテ像(背景と同化してしまっていますね。)

 

 〔地下鉄の中で〕
 私は手すりにつかまって立っていた。さすがヨーロッパの国、ストリートミュージシャンならぬ、ギターを弾きながら車両を移動する人もいるんだななんてぼうっとしていたら、私の前に座っている女性が私のリュックを指差して「あんた、その中、探られてるわよ。」的なことを言っている!!

ドキッとして、リュックの中を確認した。大事な「歩き方」、カメラ等々・・・大丈夫だ、特に盗られているものはない。

 「注意しないとね。」(だったと思います)とその女性。

 ギターを弾くヤツとグルになったヤツが、そのギターに気を取られてる者の荷物等を探るというような窃盗行為が行われているらしかった。

 このことは平和ボケした、空きだらけの私の意識を変えた。以後できる限りリュックを体の前に置いて、見えるように持つこととしたのである。


〔ピカソの絵〕
普段日本では美術館など行くこともないのだが、歩き方等にも載っているので、マドリードではプラド美術館とティッセン・ボルネミッサ美術館、国立ソフィア王妃芸術センターに行った。
 そして、バルセロナではピカソ美術館に行った。
 

数々の絵画の巨匠達の作品をみて感動したが、一番興味を持ったのは、ピカソの作風の変遷であった。

通常の感覚を持つ多くの人は、ピカソの作品を理解できないと感じるかもしれない。

しかし、もしそのように感じているのなら是非、ピカソの若き頃の作品を鑑賞していただきたいと思う。誰もがピカソは普通の絵も描けることにビックリするだろう。

そして、そのような画力があることを前提として我々が通常ピカソの絵だと思う作品を描くことができるということに気付かされるのだろう。

もちろん、ゲルニカ(国立ソフィア王妃芸術センターで)も鑑賞することができた。写実的に描いたらきっとこれほど多くの情報量を一枚の絵に表現することはできないと思う。そして、普通に描く以上に感情をこめて、戦争を批判していることが伝わってくる。

もうピカソの絵が全く理解できないということはなくなった瞬間だった。



〔オレ!!〕
ベンタス闘牛場にて


スペインといえば、やはり「闘牛」である。
するどい角を持った、敏捷な荒くれ者の牛を相手に立ち向かうマタドールは、まさに荒涼としたスペインの大地が生んだ勇者である。
これを見ずして日本には帰れない・・・

ということで、ベンタス闘牛場にて闘牛を観戦しました。

ソル・イ・ソンブラのソルの方の席でした。記憶がだいぶ薄れてしまいましたが、確かソンブラは日陰のことで、暑いスペインではソンブラの方がいい席だったように記憶しています。
 なので、マタドールが牛をしとめるのはソンブラの方ということになり、私の席の逆側でした。その写真も撮ったのですが、遠くで写真の中央にやっと写っている程度でしたので、上記の直立して対峙している写真を掲載しました。

 牛の背中に銛が数本打ち込まれているのがわかるかと思います。
 闘牛はマタドール一人によって行われるものではありません。マタドールという主役が登場するまでには、おどけた役割の者もいます。この段階で複数の銛が打ち込まれ、多少、牛はダメージを受けるのか、それとも、さらにエキサイトするのでしょうか?
ついに主役であるマタドールの登場となります。赤い布を操り、牛を翻弄し、そして仕留めます。

 ただこの闘牛も1回だけで終了するのではなく、1回の公演につき数回行われます。なのでマタドールの質もピンきりなようで、さすがに最後に登場するマタドールはやはり真打です。失敗することなく1発で牛を仕留める見事さでした。

 最後には、仔牛を場内に放すとスタンドの観衆も場内に進入し、闘牛の真似事が始まります。これが楽しみな地元の人々もいるのでしょう。


 ちなみに仕留められた牛はその後どうなると思われますか?

確か、市中のレストランに出回って食用になるとのことだったと思います。ただし、筋肉隆々の牛なので肉質はとっても硬いのだそうです。日本の霜降りの牛肉とは対局にあるのかもしれません。


〔バルセロナ〕
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メインストリートのランブラス通りはとてもにぎやかでした。
メルカド(市場)も活気があり、ヤギ(もしくは羊)の頭半分など我々にとっては珍しく、かつ、グロテスクなものもありました。

〔サグラダ・ファミリア〕
未完成でこれほど有名な教会はないだろう。
アントニオ・ガウディの設計であり、今日もいずれ訪れる完成の日に向けて少しずつ工事が進んでいる。

現在の高さは92m以上あるとのこと。完成すると178mにもなるそうです。
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※全貌を写すのは大変でした。しかし、腕、逆光等でうまく写らなかったですね。

上ってみるとバルセロナ市街を見渡すことができる。
こういった建物はだいたい登ることが可能ですが、かなり疲れます。観光に備えて日ごろ鍛えておかなければなりません(笑)。




〔アルハンブラ宮殿〕
グラナダでは、レ・コンキスタ前にイベリア半島で栄華を誇っていたイスラム勢力の拠点であるアルハンブラ宮殿をたずねた。

 レコンキスタでキリスト教徒がこの地を奪還した後、手が加えられてはいるかもしれないが、それでも当時のイスラムの建築物が残されており、観光できることに感謝でした。

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 ライオンのパティオです。噴水が12頭のライオンに囲まれているとのことですが、私にはライオンには見えないのですが・・・。なんとなく狛犬のような・・・(笑)


〔中高年パワー???〕
きみまろもビックリだと思う。いや、フラメンコの話である。

最初に目が行くのは、若い踊り子である。しかし、見ていくと、中高年の踊り子のしなさかさは素晴らしい。若い踊り子はパワフルな踊りだった。これはこれでいいような気がする。逆に中高年の女性の踊りは手の先等の表現力が違う。若さと表現力は反比例なのか・・・

きみまろもスペインの中高年のすごさに脱帽だろう。

フラメンコを見に行かれたら、中高年の踊りに注目してください。




〔食べ物〕
食べ物 もちろん、パエリアがおいしかった。そのほかにも魚のフライ、生ハム等安くておいしいものがたくさんあった。ただ、残念なことに当時の私はイベリコ豚を知らなかった。もし知っていればぜひとも食してみたことだろう。

本当にスペインは文化、歴史、食べ物と旅人をあきさせることのない楽しい国だった。
しかし、まだ経験していない楽しみもたくさんある。サッカーでは世界屈指のリーガ・エスパ二ョーラ、そしてキリスト教三大聖地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラはじめ北部の地域や祭りで有名なバレンシア・セビーリャ、更にはスペイン風オムレツ、ガスパチョ、イベリコ豚などの料理etc.・・・
いつかまた再訪してみたい国の一つである。(いつになることやら・・・)

※未完成の記事ですので、後ほど修正を加えさせていただきます。
ご了承ください。


〔バックナンバー〕
どれもお粗末な旅行記ですが、こちらもどうぞ。
足跡その1はこちらへ→チュニジア編

足跡その2はこちらへ→イタリア編


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【2007/10/05 Fri 20:02 】 | 税理士試験 | comment(4) | trackback(0) |
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コメント

Hola! アブハチとらずさん、

お久しぶりです!!
今日の記事は私にとっても懐かしいものです・・・写真を見ているだけで色んなことを思い出しました。本当に懐かしいですね・・・
闘牛をご覧になったんですね。私は見る勇気ありませんでした、牛さんがかわいそうで・・・
それから、地下鉄の話、去年友達がそれに近い状況にあったそうですよ。今はねあのころよりもっとひどいらしいです。とくに”日本人専門”という言葉があって、地元の新聞にも載ったぐらいです。残念ですね。
でも、また行きたいですね・・・スペインへ(笑)
久しぶりの更新を読んで楽しかったです。
お勉強のほう、頑張ってください。

では、Hasta pronto!v-410
【2007/10/08 18:28】| URL | nora #-[ 編集] |
noraさんへ
Hola!noraさん

ご無沙汰しております。
懐かしんでいただいて恐縮です。とはいっても、こちらも10数年前となりますので、だいぶ古いものではありますが・・・

きっとnoraさんには、もっともっとたくさんの思い出の写真やグッズが手元にあることでしょう。

闘牛は確かに残酷ではありますが、見ごたえは十分でした。是非次回スペインやメキシコにいかれた際には闘牛場に足を運んでみてはいかがてしょうか?
 どうしてもムリということであれば、確かポルトガルの闘牛は牛を殺さなかったようなので、そちらもお奨めです。

 日本の地下鉄と比較すると他国の地下鉄はいろいろありますね。日本にいる以上の警戒心が必要です。noraさんもお気お付けください。

なんだかんだ言ってもスペイン語圏は大好きです。スペイン語力はほんとうに壊滅的です(笑)が、それでも身振り手振りで現地で楽しみたいです。

 もし、noraさんが先に行かれるようであれば、ブログでいろいろ紹介してくださいね。


 更新は久しぶりとなってしまいましたが、上記の記事は少しずつ書き溜めていました。
 本当はもっと夜行列車の話など書きたかったのですが、できたら後ほど書き足してみたいと思います。

 noraさんの方はブログがだいぶ順調なようですね。最近コメントさせていただいていないことお詫び申し上げますが、拝見させていただいております。

 だいぶ過ごしやすくなった毎日ですが、頑張っていきましょう。 
【2007/10/08 23:03】| URL | アブハチとらず #oz2m2wvA[ 編集] |
お元気ですか?
アブハチとらずさん、こんにちは。
お久しぶりです。元気ですか?今回はスペイン編ですね。上から下までスペイン旅行堪能してきました。海外を股に架けるアブハチさんでも、スペインは特別な思いの国ですか?スペインというと、昔「アンダルシアの犬」というフランス映画を見ました。これは、画家のダリと一緒に作った映画ですが、監督のルイスブニュエルがスペイン出身だったと思います。ところで、今回のスペイン旅行は以前のような美人さんとの出会いは無かったのですか?読み終わって、一番そのことが気になっていました。(笑)
朝晩涼しくなってきましたが、体調壊さないように勉強頑張ってください。
では、また。
【2007/10/11 14:30】| URL | nishi #-[ 編集] |
nishiさんへ
nishiさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。

今のスペインはわかりませんが、私の旅行した当時のスペインはとても良かったです。ユーロ導入前で物価も他のヨーロッパの国と比較しても安かったように記憶していますし、文化も食事も、そしてなによりいい人がおおかったように思います。

「アンダルシアの犬」という映画があるのですね。機会があったら是非見てみたいと思います。nishiさんが見た映画であり、フランス映画というのが魅力的ですね。きっと人生をしみじみと感じさせてくれるような映画のような気がします。また、ダリの絵も何枚が見てきました。ダリの作風もなかなか面白いものが多くて見ていてあきませんね。

 スペイン旅行では、残念ながら美人(?笑)そういった出会いがありませんでした。もちろん、話をした人はいましたが、特に写真も残しませんでした。せっかくのnishiさんの期待にお答えできず申し訳ありません(笑)。

 だいぶ過ごしやすくなってきましたね。勉強も快調といいたいところですが、あっちこっちで躓いています。残り1か月となりましたが、急にあせりが生じています。

 nishiさんも試験が近づいてきましたね。

 お互いラストスパートでがんばっていきましょう。
【2007/10/11 20:05】| URL | アブハチとらず #oz2m2wvA[ 編集] |
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